言葉と五感のリサイタル「桃の庭とは」

朗読とトークショウ、参加者と相互に交流する密度濃い時間を通して、五感が満たされ、生き生きとリフレッシュできる場所、それが「桃の庭」です。

耳から聴く「言葉」がもたらすもの・・・

書き手であるわたしにとって、朗読とはずいぶん遠いものでありました。
女優さんやアナウンサーの朗読、かつてアメリカの詩人たちの間でムーヴメントを起こしたポエトリー・リーディング。それらは自分と、ほとんど結びつきませんでした。
ところがあるとき「あなたの声であなたの本を読んでほしい」と言われたのです。
半信半疑で、本を手にして読み始めたとき、いままで経験したことのない「声の力」を感じました。
目で追う言葉は頭に入るが、耳から聞いたら心に入る・・・。
「心のお昼寝」、「静けさの中に身を浸して、疲れが取れました」といった参加者の多くの声に背中を押されて、リサイタルを始めました。

2時間ほどの非日常空間・・・

会の内容は、毎回のテーマに沿った、書下ろしも含むわたしの朗読と、トークや小さなワークショップ、そして参加された皆さんとの語らいの時間・・・といったものです。
が、実はそれ以外に、毎回、不思議なことが起こります。
暑い真夏に突然、クーラーも要らない涼しさが訪れたり、雨の降り続く夕暮れ時なのに光が差し込んできたり、閉ざされた会場であるにもかかわらず、なぜか自然と呼応している感覚がもたらされます。
それを言葉で説明するのは難しいのですが、美しい非日常の時空が出現する、と言えばいいでしょうか。
そんな時間を、ぜひ一度味わっていただけたらと願っています。