鏡のオートクチュール

鏡作家のあいさんに注文していた鏡が届きました。
待つこと2年、夏至の頃に出来上がりそうです、というご連絡をいただいてから対面まで、本当に待ち遠しい日々でした。

鏡のオートクチュール

鏡は、なんとも不思議な植物のような、妖精の女王のような形と輝きで、しばらく声もなく見とれてしまいました。

わたしたちはこの目で自分の顔を見ることはできず、鏡でしか見られないのです。
鏡はひとの本質を映すもの。また、本質への入り口である、と言うあいさんの言葉に深くうなづけます。

あいさんは、黒髪が美しい三十代の女性。神秘的な瞳をしていますが、バリバリの関西人でもあり、そのギャップが面白い。

あいさんの鏡は、注文した順番にできあがるということではなく、そのひとにふさわしいタイミングとデザイン、大きさ、形状のものができるのだそう。
いわば鏡のオートクチュール。
どんなものができあがるのか、お客さんたちは皆、それを楽しみに首を長くして待たれているそうです。

もちろんわたしもそう。
そしてできあがってきた鏡は、まさしく新しい鏡が必要な、人生の転機というタイミングに、想像を超えた素晴らしい造形美を湛えてやってきました。

あいさんの工房はペタルズグラススタジオ。
こちらのサイト(http://www.petalsglassstudio.com/)で過去の作品を見ることができます。
昨年のパリの個展も大成功して、いまや世界中の顧客のために鏡を作り続けるあいさん。

注文はFAXに名前、住所、電話番号に鏡希望と書き添えて03-6459-5733-ペタルズグラススタジオまで送ると、あいさんから連絡が行き、もろもろのご相談が始まります。