「桃の庭・静謐な音時間」

5月27日(水)ピョートル・アンデルシェフスキ×光野桃「桃の庭・静謐な音時間」が富ヶ谷のハクジュホールにて行われました。

平日にも関わらず、約300人のお客様が見守る中、世界のトップ10入りしたピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキさんとの「音楽と言葉のコラボレーション」は午後7時からスタートしました。

 

まずは光野がアンデルシェフスキさんの音楽世界を書き下ろした「境をまたぐひと」を朗読。

 

そしてアンデルシェフスキさんによるバッハのパルティータ6番の演奏に、興奮がさざなみのように開場に広がっていきました。
一音たりともあいまいな音のない彼のピアノは、聴く人の心をクリアに浄化し、生きるエネルギーを与えてくれます。

 

休憩を経て、第二部は二人のトークショウで盛り上がりました。

パリに住み、リスボンにもアパートを持つ天才ピアニストの生活とは、どのようなものなのでしょう。
音楽の類は一切聴かない、という言葉に、会場からもため息が。日々、どれだけ厳しく自らの音楽と向き合っているかということがわかります。

 

最近、マゼランの伝記を読んだそうで、失敗しても愚か者と言われても信念を持ち続けて仕事をする、というマゼランの姿勢に打たれた、効率的ではなくても、そう生きることが大切だと思う、というお話に、共感の大拍手が寄せられました。

 

終演後はロビーにてサイン会が行われました。

一年掛けて準備をしてきたこのイベント、アンデルシェフスキさんの故郷、ポーランドの歴史を学ぶことから始まり、たくさんの刺激をいただいた稀有な体験でした。

お越しくださった皆様、そしてたくさんのご感想をお寄せくださったことにも、心から感謝いたします。

 

アンデルシェフスキさんは、また2年後に来日の予定とのこと。
再び彼の素晴らしいピアノを聴ける日を楽しみにしたいものです。