津田晴美さんの「クインテッセンス」

新宿OZONEの中に昨年の12月にオープンした、津田さんのショウルーム「クインテッセンス」。ここのディスプレイを見るのがとても楽しみ。

今の日本で、買う目的以外に、純粋に一つのアートとしてディスプレイを味わえる店は、ほとんどない。パリのエルメス本店のウインドウの前に、長い時間張り付いていた若かった日々を思い出す。

この日のウィンドウには帆船の美しい模型と貝殻。そっと覗くと、その中にはお茶目なキューピーが立っていた。なんだか異次元の世界に連れ出されるような甘い眩暈すら感じてしまう。時空も国境も越えた、津田さんの美の世界だ。

クインテッセンスクインテッセンス

この日のウィンドウには帆船の美しい模型と貝殻。そっと覗くと、その中にはお茶目なキューピーが立っていた。なんだか異次元の世界に連れ出されるような甘い眩暈すら感じてしまう。時空も国境も越えた、津田さんの美の世界だ。

店の中にはインドのカディコットンのシャツや、クリームのような手触りのカシミールショール、オーガニックコットンのシーツ、フランスのパスマントリーなどがあり、素材の力強さに圧倒される。

クインテッセンスクインテッセンス

「かつて体験したことのない素材の生命力を知って欲しい」と津田さんは言うけれど、そういうものを一度体験してしまうと、もう一切ほかのものを肌に触れさせたくなくなってしまい、そういう意味で、ここは危険なお店。何に対して価値を見出し、お金を払うのか、ということを人生のあり方というレベルで問われてしまうから。

クインテッセンス

「クインテッセンス」とは、地水火風の自然四大元素の外にあると古代哲学で考えられていた第五の元素のことだそう。「物質の凝縮された真髄」とも言われている。わたしにとって、今山に行くことと、ここを訪れることは、同じような意味をもっている。